心筋梗塞・高血圧・アルツハイマーの最新の研究

2014年03月26日放送のためしてガッテンは、「世界の健康ワザ 直輸入SP」という健康技の特集でした。

◆アキレス腱(けん)を見ると “心臓病13倍タイプ”が分かる!?
オランダでは心臓病で亡くなる人を減らす取り組みに力を入れていて成果が上がっているようです。
心筋梗塞などの心臓病を早期発見し治療することがポイントだそうです。

その方法は、アキレス腱を見るだけだそうです。

アキレス腱の太さによって、心臓病のリスクが13倍もあるタイプというのがあるそうです。
この13倍ものリスクが有るタイプの心臓病を「家族性高コレステロール血症」というそうです。

このタイプの人は、体質的にLDLコレステロール値が高くなりやすい人で、生活習慣を改善しても数値が改善しないそうです。

アキレス腱は、体重の支持や運動の負荷等によって絶えず負荷が加えられ傷だらけの状態にある箇所です。その傷にコレステロールが溜まり厚みが増していくということです。

心筋梗塞の患者の10人に1人は家族性高コレステロール血症だそうです。
・アキレス腱が後ろに膨らんでいる場合
・アキレス腱の暑さが2センチ以上ある場合

・LDLコレステロールが180(㎎/dl)以上
・家族に男性55歳未満、女性65歳未満で虚血性心疾患(心筋梗塞や狭心症)になった人がいる
という条件に当てはまる場合には、家族性高コレステロール血症の可能性が高いので、かかりつけの主治医や、循環器の専門医に相談するのが良いようです。


◆カナダ式高血圧対策
全力でにぎった時を100として30%くらいの力で握力計を2分握って1分休むという運動を左右2回ずつ週に3回行うと有酸素運動や減塩にまさる程に血圧を下げる効果が見られるそうです。

そして、ためしてガッテンチームが家庭でもできるような研究をしました。
タオルグリップという方法で、タオルを握った時に指がつかないくらいの暑さにして
「2分握って1分休む」を左右2回行うだけです。

タオルを2分間握っていると30%くらいの力になるようです。
入院中や足腰をケガしていて有酸素運動ができない場合におすすめの方法です。

注意する点は、重度の高血圧の患者180/110mmHg以上の場合には、この方法を行う前にまずかかりつけの医者に相談してください。

血管の柔らかさを示す数値も改善するようです。

ところで、なぜタオルを握ってやめるだけで血圧が下がるのかというと、
2分間握りしめることで血流を一時的に阻害し、握るのをやめた瞬間、血液がどっと流れ出します。その刺激によって血管壁の内側が刺激され、血管をやわらかくするNO(一酸化窒素という物質)が出て血圧が下がると考えれれているようです。



◆嗅覚の衰えがアルツハイマー型認知症のサイン!?
アメリカの研究では、初期のアルツハイマー型認知症の患者では、記憶に関係のある海馬よりも「嗅内皮質」が先に萎縮していることがわかってきているそうです。
将来嗅覚のチェックでアルツハイマーの早期発見につながるのではないかと期待されているそうです。

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